何度もSNSで告知していますが、今年「ボードゲームと手相のお店」を地元である北海道滝川市でオープンする予定でいます。
賛成も反対も意見は真っ二つですが、今は自分の思いを信じて行動しています。
さて、着々と?なのかは分かりませんが、開店に向けて準備をしているうちに感じたことがあります。
それは・・・
「俺がやらなきゃ誰もやらん」です。
まだ退職していないので組織の中に属していれば「俺がやらなきゃ誰かやる」という状況も作り出せます(社会人としてどうかとは思いますが)。しかし、これからは自営業者です。「俺がやらなきゃ誰もやらん」ということになってしまいます。やる人が自分以外いなくなってしまうのです・・・
仕事もせずぐうたら過ごしていたらその日の収入は0円ですし、誰かが営業に行ってくれるわけでもない。経理をやってくれるわけでもない。企画案を出してくれるわけでもない。自分の判断で行動できるため「自由」と言えば聞こえはいいですが、なまけようと思えばいくらでもなまけられるということでもあります。
よく「少しの作業で大きな収入」という広告を見たことがありますが、それはそういった収益を上げる仕組みを作った人が言える言葉です。最初からそんなことが出来れば誰もお金のことで悩む人はいません(これから先は分からないですが・・・)。
全てが自己責任。儲かれば自分の手柄、損をすれば自分の責任。自営業のことを「アリ地獄」と例えていた本がありましたが、工夫と行動を継続していかないとあっという間にアリ地獄の流砂に飲み込まれてしまいます。
また、データによると企業の7割は赤字決算らしいです・・・
前回の投稿で、起業して10年生き残る企業は1割だというデータがあることを書きましたが、自分はそんな世界に飛び込もうとしているのです。
しかも場所は北海道でも札幌市や旭川市、函館市といった何十万・何百万という人口がいる都市部ではなく人口約4万人の北海道滝川市で普及し始めたばかりのボードゲームの店をやろうとしている・・・
「お前には無理だ」と言う方の気持ちが分かります。「何で北海道滝川市を出て旭川市や札幌市でやらないんだ?地元にこだわる理由はなんだ?」と言う方の気持ちも分かります。
地元で甘えていると言う方もいるかもしれません。それでも自分が育った地元で、楽しかったことも死にたいくらい辛かった思い出もある地元でやりたいと思っています。
さらに、開店場所は既に決めています。私の祖父母は愛知県の農家から北海道に移り住み、地元で商売を始めました。それを両親が2代目として引継ぎ2代に渡り約65年間その商売を続けていました。しかし、母親が病気になったことで店は閉店・・・それから約3年間、店は閉店時のまま時間が止まっています。時間が止まっている・・・歌詞の中だけの表現だろ?と思う方もいるかもしれませんが、店に入ると本当に時間が止まっているように感じます。
昨年のある日、私がかつて母親が店番をしていたイスに座ると・・・涙が溢れてきました(嘘みたいな本当の話です)。「小さいころから育ったこの場所が遅かれ早かれ取り壊されてなくなるんだな・・・」と思うとなんだか切なくなってしまいました。幼いころから見てきた景色がいつかなくなると思うと寂しい気持ちになりました。
その時なのかもしれません。「俺がやらなきゃ誰もやらん」と思った瞬間だと思います。現在店内は老朽化してかつての商売はできませんが、業態が変わってもこの場所にもう一度明かりを灯したい。そんな思いが今回の決断に至らせた理由の一つかもしれません。
この投稿を読んでいる方の中には無理だという方も大勢いることでしょう。「人生終わった」と言う方もいることでしょう。
それでもたった一度の人生です。バカだと思うかもしれませんが挑戦させてください。
「ボードゲーム未開の地」とかつて私が表現した北海道滝川市で「ボードゲームと手相のお店」が受け入れられるのか?私にとっては挑戦だと思っています。
もちろん、現在の状態で挑んでは瞬殺されてしまうのは目に見えています・・・短い期間ではありますが、出来る限りの装備を整え挑戦したいと思っています。
どうか皆様、今後も応援・ご指導等よろしくお願いいたします。
挑戦するって大変ですよね。
何事も初めてで、何事も全力で戦い続けなけれなならない。
間違っていないと信じてひたすら突き進まなければならない。
どうか体や心を壊さぬよう、孤立せぬよう頑張って下さい!
北海道は遠く、遊びに行くことはできないかもしれませんが、応援しています。
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